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「新卒が採れないなら第二新卒を採ればいいは」本当か

新卒社員が3年で辞めるのは悪いことなのか?

「ネガティブで辞めたんじゃありません」という人が増えた気がするというはなし

新卒以上、中途採用未満の「第二新卒」

「新入社員が採れない、内定を出しても辞退されてしまう」という声を多くの企業の人事担当者や経営者の方から聞きます。一部の人気企業を除けば、日本の企業の多くが人材不足に悩んでおり、新卒に限らず中途採用も含めて苦戦中の企業が多いと思います。新卒にも中途にも苦戦している中で、この5年から10年ほどで聞かれるようになった言葉が「第二新卒」です。

第二新卒という言葉に法律に基づくような明確な定義はありません。一般的には「新卒で入社して3年未満の求職者」を指すことが多いようですが、辞書などで調べてもその解釈はさまざまです。年齢でいえば、四年制大学卒業を基準に考えると23~26歳ぐらいまでというイメージですが、第二新卒を募集する企業によっても定義が異なるため一概には言えません。ちなみに、転職求人サイトの「マイナビ転職」では、第二新卒を「学校を卒業後3年以内の人材」と定義しています。

定義は会社によって異なりますが、企業側の解釈でとしては「短期間でも社会に出た経験がある」という点が共通していることが多いのが特徴です。社会人経験のない、いわゆる「新卒」と、前職での経験を生かすことができる「社会人」との中間の扱いです。先ほど紹介したマイナビ転職では70%以上の企業が「第二新卒歓迎」をうたっています。人材紹介会社や採用コンサルティング会社の中には「新卒が採れないなら第二新卒を狙いましょう」とセールストークをする人もいると聞きます。

第二新卒を採るときに企業が注意すべき点

第二新卒というのは、言い換えれば新卒入社後に会社を3年以内で退職した早期離職者ということになります。つまり、私自身も第二新卒として転職をした経験があるということです(私が最初の会社を会社を辞めたころには第二新卒という言葉はまだ一般的ではなかったと思いますが)。
私が早期離職者へのインタビュ-をしている中で、早期離職後に再就職している方々もまた第二新卒での採用です。これまで数百人の早期離職者=第二新卒者へインタビュ-をしてきた身としては、第二新卒の採用において、企業側が注意すべき点も多いと思っています。今回は過去のインタビュ-から私が感じた注意点をいくつかご紹介します。

 1.優秀な方はすぐに複数内定するので、内定辞退率が高い可能性がある
   有名大学卒で大企業を辞めた人などに多いケースです。過去のインタビュ-では約1ヶ月半の転職活動で10社近くから内定が出たという人もいました。

 2.「次の就職は失敗したくない」と思っている人が多く、内定承諾までに時間がかかる
   「内定承諾を1週間以内と言われたから、そのなにすぐに決められないと思って辞退した」という方も何名かいました。このあたりは中途採用でも同じ悩みがあると思います。

 3.精神的なダメージから十分に回復していない人がいる場合も
   早期離職者の中には、うつ病が疑われる症状の方や、適応障害や精神的な不安定に陥っているケースも少なくありません。本人は働きたいと思っていても、身体が追い付かないケースもあります。何を隠そう、私自身が最初の転職のときはこの状態でした。

 4.「次はブラックは絶対イヤだ!」という思いから中小企業は不利になるケースも
   「あの会社はブラックでした」と語る早期離職者が目指す転職先で人気なのは公務員です。退職に至った経緯によっては、次の会社に求めるものが「安定」「楽な仕事」であるケースもあります。結果的に新卒採用で苦戦する中小企業は第二新卒採用でも苦戦を強いられるケースが少なくありません。

 5.会社に対して過剰な期待をしてしまっているケースも
   割合としては多くありませんが、転職先に大きすぎる期待をしているケースもあります。「前の会社はダメだったけど、次の会社はきっと自分の要求をすべて満たしてくれているはずだ」と。こういった人の場合、入社してもすぐに「イメージと違った」と言って退職してしまう可能性もあります。

もちろん第二新卒は悪いことばかりではありません

なんだかネガティブなことばかり書いてしまいましたが、第二新卒は悪いことばかりではありません。新卒に比べると一般的なビジネスマナーは身についているので研修などが少なく済むこともありますし

、就職への失敗の経験をいい方向に活かしていることもあります。
新卒採用、中途採用、第二新卒採用とそれぞれの特徴を踏まえたうえで自社に必要な人材をどんな方法で採用するのがベストなのかを常に考え続けるのがなにより大切です。

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