早期離職対策のセミナーは数多く登壇させていただいておりますが、12月8日には初めて沖縄で登壇させていただきました。
株式会社経営支援センター様が運営するトップリーグ沖縄という、沖縄で様々な企業向けに様々な研修を提供しているプログラムの中の一つとして登壇です。那覇での開催でしたが、参加者の方の中には「今日は宮古島から来ました」という方も。さすが沖縄!

 

 

実は今回のセミナーは初めての内容をいくつか試しています。内容の構成自体も実は初めてでした。午前3時間、午後3時間の計6時間の内容なのですが、午前中だけの参加の方もいらっしゃるため、午前中はインプット中心、午後は実践中心という内容の組み立てを始めて試してみたのです。
今までは、ポイントごとにインプットと実践を繰り返す構成が基本でしたが、今回試してみて、午前中がインプット、午後が実践という構成もアリだなと思っています。
今回の実施にあたっては、もう一つ不安要素がありました。沖縄という地域性についてです。沖縄は景気が厳しいことでも有名な地域です。失業率も高いため、一般的な早期離職対策の話しがどこまで刺さるのか不安でしたが、セミナーアンケートを見る限りでは好評のようで安心しました。

 

業種や職種、地域特性になどによって早期離職の現状や対策が異なるのは事実です。そのため「これだけやれば簡単に離職率は下がります」とは一概に言えないと私は思っています。仮に離職率が下がったとしても、それが会社の長期的な利益につながらなければ意味がありません。そのため、早期離職防止コンサルティングにおいては、その企業の特徴や業界特性の把握に時間をかけます。とはいえ、基本となる原理原則は同です。
今回も沖縄という地域の特性はありましたが、午前中のインプット部分については原理原則についての解説をいつもより時間をかけて行ったので、みなさんにもご理解いただけたのかなと思います。

 

 

当日の内容をざっくりとお伝えすると、午前中は早期離職の実態や、若手社員の実態についてクイズなどを交えながら講義形式中心。午後は実際に若手社員とどのように接すればいいのか、ロールプレイング形式で面談の練習などを行いました。
ロールプレイングは設定を少しひねっているため、苦戦する方も続出。「実際の面談のときに、新入社員にこんなこと言われたら頭がパニックになりそう。」という意見も上がるなど、みなさん実際の職場でどう活かすのかを考えながら取り組んでいただけました。

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(午前中はインプット中心。ペアワークも取り入れながら理解を深めていただきました。)

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(午後は実践あるのみ!面談のロールプレイングなどを行っていただきました。)

 

来年の2月には四国でも早期離職対策に関しての研修を担当させていただくことになっています。今年に入ってから関東圏以外でのご依頼も数多くいただくようになりました。早期離職対策について、これからは日本全国に活動範囲を広げていきたいです。2018年は初進出の道府県を増やすことを一つの目標にしてみようかなと思います。