インタビュー概要
2017年3月早稲田大学卒業。男性。大学時代は地域おこしのボランティアサークルで活動していた。就職活動は当初から地方公務員一本で活動。公務員Ⅰ種で入職し公立高校の事務員に配属。チューターの「君は仕事から逃げすぎ」の一言で退職を決意。在職8か月。地方の団体職員を経て現在は無職。
退職者情報
職種 | 地方公務員(学校事務) |
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最終学歴 | 早稲田大学 |
きっかけ | OJT担当者との相性 |
決め手 | 先輩社員の言葉 |
退職企業情報
業界 | 公務員 |
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規模 | – |
上場有無 | – |
インタビュー
特に力を入れていたことはありますか?
公務員の試験は複数の自治体などを受けたのでしょうか?
配属先でのOJT担当者との相性は最悪
現場での指導はどのような内容だったか教えてください。
具体的な指導方法はどんなものでしたか?
管理職は実務に疎かったので、私へのOJTはチューターに一任されていました。事務室での仕事は担当毎のタテ割りで業務量も多く、各人が自分のタスクに追われ、他の人を手伝う余裕もない状況でした。
頑張ろうと思った矢先の「君は仕事から逃げすぎ」で退職決意
一つは5月の末に大学の公務員志望の後輩に呼ばれて仕事のことを話した時、話していても全然楽しくなくて、「もしかしたら仕事を楽しめていないのかも」と思いました。
もう一つは、6月に『ちょっと今から仕事辞めてくる」という映画を見たときに号泣してしまったことです。そのときに地方移住前提で転職活動をしようと思いました。
退職を決意したときのことを教えてください。
10月に仮採用から本採用になり、管理職から叱咤激励を受け、気持ちを切り替えて仕事を頑張っていました。
その矢先にチューターから「君は仕事から逃げすぎ」と言われ、どれだけ頑張ってもここの期待には応えられないのだと感じ、辞めようと思いました。その出来事が金曜日だったので、翌週に上司に「辞めます」と伝えました。
公務員へのイメージと現実とのギャップ
退職してから今までの流れを教えていただいてもよろしいですか?
もともと地域振興はやりたいと思っていたし、地方移住前提の転職活動はしていました。ただ、その社団法人も半年で辞めました。社団法人では事業の企画・運営を担当するのが自分ともう一人の二人だったのですが、その人との相性が悪く、最後には仕事を回してもらえず無視されているような状態でした。
体調を崩し、適応障害と診断されて辞めました。今も心療内科への通院は続けています。
学生や就活生に伝えたい「本音を大切に」そして「冷静に」
次にやってみたいことや、これからやってみたいことはありますか?
1~2か月くらいの間に次の仕事を決めたいなと思っています。
早期離職に対して何か思うことはありますか?
無理して続ける必要はないけれど、できるなら早期離職しない方が企業にとっても個人にとってもいいと思います。
企業にとっては採用や育成の費用が無駄になってしまうし、個人にとってはキャリアが積みあがっていかないので。
一つは周囲に流されずに自分の本音を大切にしてほしいと思います。地方公務員の内定はもう一つ別のところからも出ていたのに、周囲の雰囲気に流されてしまったので。
もう一つは冷静になれということです。冷静になって視野を広げ、色々な情報を集めてから自分がどうしたいのか、どういう道に進めば良いのかを判断してほしいなと思います。
最後の質問です。辞めたことを後悔することはありますか?
本日はありがとうございました。