インタビュー概要

女性。2014年3月早稲田大学卒業。大学時代はサークル活動と並行して飲食店で接客のアルバイトを行う。食品メーカー志望も内定が出ず、卸業にも範囲を広げ、日用品などを扱う商社へ入社。
業務負荷が大きかったこと、入社の決め手になった先輩の退職等を理由に退職を決意。在職2年4か月。数か月の転職期間を経て現在は業務可視化コンサルタントとして勤務。

退職者情報

職種営業
最終学歴早稲田大学卒
きっかけ業務負荷が大きかったこと、入社の決め手になった先輩の退職
決め手営業実績をつくり、他に退職者が出るより先に退職

退職企業情報

業界商社業界
規模中規模企業
上場有無非上場

インタビュー

インタビュアー
インタビュアー
まずは、学生時代について教えてください。
学生時代はどのように過ごしていましたか?
入学したころに山ガールブームだったので登山サークルに入りました。長いときは1週間かけて縦走することもあるガッツリしたサークルでした。
ご本人
ご本人
インタビュアー
インタビュアー
かなり本格的な登山サークルだったんですね!
アルバイトもされていたんですか?
アルバイトは接客業が好きで飲食店のホールをいくつかやっていました。インターンシップなどはとくにやりませんでした。
ご本人
ご本人

「この人のもとで働きたい」と思った人と一緒に働けるかどうかを基準に就職活動を進める

インタビュアー
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就職活動はどのように進めましたか?
3年生の12月頃から説明会が始まるので、そのころから説明会に参加しはじめました。最初から一般職はではなく営業職志望でした。
ご本人
ご本人
インタビュアー
インタビュアー
どのような業界を希望していたのですか?
最初の頃はなんとなく食品メーカーに行きたいと思っていたのですが全部落ちてしまい、5月から就活を再スタートするなかでメーカーだけでなく卸売業も興味を持って、食品ではなくて生活用品も面白そうだなと思うようになりました。
ご本人
ご本人
インタビュアー
インタビュアー
就職先を探すにあたり、自分の中で基準のようなものはありましたか?
この人のもとで働きたいと思った人と、実際一緒に働けるかどうかを基準に考えていました。
ご本人
ご本人
インタビュアー
インタビュアー
入社の決め手は何だったのでしょうか?
入社した会社は優秀な女性社員も多かったことと、選考途中のタイミングで社長がバイト先に足を運んでくれるなど熱心な採用活動をしてくれたのも理由です。
でも正直に言うと、早く就活を切り上げたかったという気持ちもあります。内定をもらったのは6月か7月頃です。
ご本人
ご本人

外部研修・部署まわりを経て7月から配属、10月まではOJTが中心

インタビュアー
インタビュアー
赤裸々にありがとうございます。
続いて、入社してから配属までの流れを教えてください。
1週間は外部で研修を受けて、そのあとは各部署を2週間ずつまわりました。7月から部署に配属されて10月までは先輩についてOJTが中心です。同期はいなくて新卒入社は私一人でした。他にも内定者はいたみたいですが、辞退したらしいです。
ご本人
ご本人
インタビュアー
インタビュアー
OJTの内容はどのようなものでしたか?
商談に同行して話を聞いたり、時にはお客さんに対して商品提案をしたりしていました。OJT担当は6歳上の女性の先輩でした。体力、交渉力、決断力のどれもがすごくて優秀な先輩で、関係性も良かったのですが、私のOJTが終わってしばらくして退職してしまいました。
ご本人
ご本人
インタビュアー
インタビュアー
優秀な先輩が退職してしまって残念でしたね…。
その後の業務内容はどのようなものでしたか?
日用品・生活雑貨の卸売りなので小売店などに商品の提案をしていきます。私の担当得意先は通販企業でした。得意先への営業以外にも仕入れ先を探すこともありました。
ビックサイトなんかでやっている展示会に行っていい商品があれば仕入れの交渉をします。最初は若いのでなめられることもありましたが、段々と慣れていきました。
ご本人
ご本人
インタビュアー
インタビュアー
年齢で判断されるのはあるあるですね…。
残業はありましたか?また、残業時間はどのくらいでしたか?
残業時間は多かったと思います。辞める理由にもつながりますが、30歳前後で退職する人が多く、その分の仕事が残りのメンバーに割り振られるので多いときは月100時間くらい残業していました。
ご本人
ご本人
インタビュアー
インタビュアー
かなりハードですね…。残業代はきちんともらえたのでしょうか?
60時間くらいまでは残業代がついたと思いますが、それ以上の残業代は出ていなかったと思います。
ご本人
ご本人

辞めようと思ったきっかけは「会社の業績や30歳前後で辞めていく先輩たちの姿」

インタビュアー
インタビュアー
サービス残業が常態化していると、仕事を続ける気力もなくなってしまいますね。
こういった部分が退職を考えるきっかけとなったのでしょうか?
先輩たちも30歳前後でで辞める人が多く、会社の業績や得意先業界の売上も芳しくないことがわかり、入社半年~1年後には漠然と3年くらいで辞めようかなと考えはじめました。ただ、転職するにしても実績をつくってからと思っていました。
ご本人
ご本人

実績をつくり、タイミングを見計らって退職

インタビュアー
インタビュアー
入社半年くらいから辞めることを意識していたんですね。
退職を決意した理由は何だったのですか?
営業実績をある程度つくっていたのと、1つ上の先輩が辞めそうという話を聞きつけ自分が辞めるタイミングを逃す前に行動しようと決心しました。誰かが辞めた後は雰囲気的にもすぐに辞めるのは難しいと思っていたので、ゴールデンウイーク明けには辞めたいと伝え7月末で退職しました。
ご本人
ご本人
インタビュアー
インタビュアー
誰かが退職する前に!となるのはよくわかります。
ほかに辞めようと思った理由はありますか?
もう一つ、男女・年齢差で不公平感があったのも理由です。明確な差別というほどではないですが、女性で若手だからという理由で営業事務に任せるべき仕事も自身が請け負っており業務負荷の増加に繋がっていました。
ご本人
ご本人
インタビュアー
インタビュアー
そうだったんですね…。
入社前後で感じたギャップはありましたか?
ギャップというほどのものはありませんでしたが、先輩たちも5年~10年くらいで辞めていることや、本業は不調で自社ビルのテナント料で黒字になっていることなどは入社してから知りました。
ご本人
ご本人
インタビュアー
インタビュアー
働き続けるには不安が残りますね。
それでは、退職してから現在までの流れを教えてください。
7月末に退職して1~2か月はゆっくりしようと思って休んでいました。家族からは早く次の仕事を見つけてほしいとは言われていましたが(笑)。
ご本人
ご本人
インタビュアー
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残業続きの会社を辞めて一息…といったところでしょうか。
そのあと2か月くらいで転職活動をして翌年の1月からITベンダーの会社で業務可視化コンサルタントをやっています。転職するときは、ソリューション型営業・コンサルティング型営業をやってみたいと思っていたので希望通りの転職ができました。
残業時間も減って年収も上がって結果的に良かったと思います。
ご本人
ご本人

スキルアップして今後も今の仕事を長く続けたい

インタビュアー
インタビュアー
仕事内容・給与面、ともに満足できる結果となってよかったですね!
それでは、今後の展望を教えてください。
まずは今の会社で仕事をしっかり覚えてスキルアップをしていきたいです。今の仕事は楽しいので、できれば今の仕事を長く続けたいとは思っています。
ご本人
ご本人
インタビュアー
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早期離職についてどう思いますか?
早期離職が良いか悪いかは人によりけりだと思います。1か月や2か月で辞めるのはさすがに早いと思いますが、3年くらい仕事をやってから次のキャリアを選んでいくのはありだと思います。
ご本人
ご本人
インタビュアー
インタビュアー
学生時代の自分に今の自分から何か伝えるとしたら、何を伝えたいですか?
「インターンシップはやっておいた方がいい」と言いたいですね。当時の私は働くということに対してあまりに具体的なイメージがありませんでした。
ご本人
ご本人
インタビュアー
インタビュアー
最後に、退職したことを後悔していますか。
まったくしていないです。
ご本人
ご本人
インタビュアー
インタビュアー
本日はお忙しい中お時間いただき、ありがとうございました!