「人望がない人は大体話すぎている」という記事をネット上で見つけました。


私にとっても耳の痛い話であると同時に、とても共感できる内容でもありました。
特に、私の界隈の講師業をやっている人の中には「話したい」「教えたい」欲が非常に強い人が少なくありません。そういう人との会話ってものすごくつまらないんです。本人は自分がどれだけすごいか、自分がどれだけ考えているかを伝えたくて仕方がないのですが、聞いてるこっちはつまらないという状況です。
もちろん、私が話しまくってしまう立場になることもあるわけですが。。。

 

傾聴が大切というのは、もう十数年前から言われています。私も管理職の研修で傾聴についてお伝えしたこともあります。でも、実際に傾聴ができる人ってほとんどいないわけです。
上記の記事の中では話すぎないようになるために「瞑想」を奨めています。私自身はしっかりとした瞑想というのはやったことがありませんが、私にとってはランニングが似た効果をもたらしている気がします。
最近は音楽を聞きながら走る方も少なくないですが、私は走るときには音楽は聞かず、ひたすら頭の中でいろいろなことを考えています。嫌なことを思い出してしまうことも少なくありませんが、そうやって1時間くらい走りながら考えていると気持ちがすっきりすることがあるのも事実です。
科学的な根拠とかそういったものはまったくないですが。。。

 

若手社員の研修や、高校生向けのキャリア教育などを行っていると「じっくり自分の考えを整理する」ことに慣れいない人が多いように感じます。特にアウトプットがはっきりしない状態で考えを整理することは、学力などに関わらずほとんどの人が苦手としている気がします。すぐに成果を求められたり、考えなくてもうまくツールさえつかえばよいアウトプットがだせたりするというこが関係しているのかもしれません。
一方で、じっくり整理するだけで何も前に進まないという人もいるので、それはそれで困りものです。

 

最近の私はと言うと、中途半端な考えの整理で行動してしまって止まってしまうことが多いです。お恥ずかしい限り。
考えの整理と行動の時間配分。2015年の一つのテーマになりそうです。