日本生産性本部が春の新入社員意識調査の結果を発表しました。

「これからの社会人生活が不安だ」「残業が少なく、自分の時間が持てる職場が良い」などの項目が過去最高を記録したことは先週のメールマガジンでもお伝えしました。同じく過去最高を記録した項目手気になるものがありました。

 


良心に反する手段で進めるように指示された仕事であっても従う 45.2%

 


詳細を見ると、質問は「上司から、会社のためにはなるが、自分の良心に反する手段で仕事を進めるように指示されました。このときあなたは・・・」という問いに対し「指示の通り行動する」が45.2%です。「従わない」は10.6%と前年比1.1ポイントの減少。「わからない」は44.2%で前年比6.3ポイントの減少です。


「従わない」人が減ったというよりは、「わからない」と回答した人が減り「指示通り行動する」人が増えたようです。また、「指示通り行動する」が「わからない」を上回ったのは、生産性本部の資料を見る限りでは史上初のようです。

 

男女別では「指示通り行動する」と回答したのが、男性49.2%、女性35.1%で男性の方が高い比率になっています。男性の方が従順なんでしょうか?


ネット上の掲示板などで会社に忠誠を誓うような「昭和のサラリーマン」的な考え方は「社蓄」と言われています。「会社の家畜」= 「社蓄」です。
バブル世代より上の世代で「イマドキの若い奴は・・・」と居酒屋で説教をはじめるようなオジサマが社蓄の象徴かとも思っていたのですが、意外と今の若い人の方が”社蓄度”は高いのかもしれませんね。

 

日本生産性本部の調査結果はこちら