GWのタイミングで、ゆっくりとカイラボのこれまでを振り返ってみました。

 

創業して4年ちょっと経ち、早期離職対策という部分では以前よりもだいぶ力がついてきたし、私自身の方法論も明確になってきています。ただ、社員定着というのは社会情勢や人々の意識などによっても変化するものなので「これだけをやればOK」というわけではありません。常に一人ひとりの方と向き合っていく必要があることは忘れずにいないといけません。私の悪い癖で少しうまくいくとすぐに油断してしまうものですから。

 

もう一つ、社員の育成支援という部分についてはこの2年くらい様々な形で取り組んできました。研修講師の経験などなかった私が、あるきっかで研修を担当することになってからは、多くの企業のみなさまに研修を導入いただきました。一時期は研修のプログラムをもっと充実させようと思っていましたが、最近は少し考え方が変わってきています。

 

人材育成において研修というのは補助的な役割しか担えません。最終的に実際の仕事が成長するためのカギです。、研修の中での失敗よりも、実務の中での失敗の方が学びは大きいはずです。
そうなると大切なのは実務の中でどう失敗するか。失敗を次に活かすことができるかどうかが重要です。失敗を次に活かすというのは個人の心持ちの問題だけでなく、組織として失敗した人にも寛容な風土があるか、失敗を恐れずに挑戦したことを評価するのかという点も大切です。

 

個人的には、命綱をしっかりつけた状態で千尋の谷から突き落とすのが理想だなと思っています。私自身は多くの方に命綱をつけてもらっていたので、自分から谷に身を投げて成長してきたようなものなので。。。

 

今年の終わりまでには、この「千尋の谷理論」をしっかり説明できるようにしていきたいです。