あけましておめでとうございます。

 

2015年はブログの更新が滞り気味でしたので、2016年は最低でも月一度のペースでは更新していきたいと思います。「ちゃんとしたことを書こう」と思うがあまり、尻込みしてしまうというのは私の悪い癖です。2016年は改めて「早期離職」について、くどいくらいに同じことを書いていこうかなと思っています。

 

年末に改めて早期離職について考えてみて、これまでの「存在承認」「成長実感」「成長予感」という三大要素の中で出てくる「承認」と「成長」について考えてみました。
この三大要素が早期離職の原因であるということは、人間は誰でも「承認欲求」と「成長意欲」を持っているということでもあります。

そんなことは当たり前じゃないかと思われるかもしれませんが、管理職の方の中には「若い奴は成長意欲がない」とか「仕事で認められたいという意欲がない」という方が多いのも事実です。でも、そういう企業で若手社員の方と時間をとって話をすると「こうなりたい」という成長意欲はありますし、「認められたい」という感情もあります。上司が一方的に「成長意欲や承認欲求のない奴だ」と決めつけてしまっているケースが多いのです。

 

早期離職を減らそうと取組んでいらっしゃる企業の方は、まずは社員に対して「誰にでも承認欲求と成長意欲はある」と認めることから初めてみることをおすすめします。論理ではわかっていても、自分の想い通りに部下や後輩が動いてくれないときに「こいつは成長意欲がない」とか「仕事に対する意欲がない」とレッテルを貼ってしまいがちです。そうした感情が湧いてきたときに「いや、承認欲求と成長意欲がない人間なんていないはず。何か方法があるはずだ。」と思いなおしてみるだけで良いのです。