5月に入ってからワークショップについて勉強しています。これまでワークショップに参加したことは何回かありますし、ワークショップというものが何かもわからないままに「ワークショップ」と銘打って勝手にイベントをやっていたことも前職の時には多々ありました。私がこれまで参加したワークショップは正直、玉石混交の状態。素晴らしいと思えるものもあれば、「何がしたかったのか全然わからない」ものや「仲間うちで集まって言いたいことを言い合っているだけ」のものもありました。

特に「仲間うちで集まっているだけ」というものは最近も多い気がします。facebook上でも常に同じようなメンバーで集まって「今日も勉強会しました」とか「飲み会です」とか挙げている人もいたりします。本人が幸せで私には迷惑はかかっていないのですが、正直「こういうワークショップには行きたくないし、やりたくない」と思ってしまいます。

私が今ワークショップを勉強している仲間は信頼できるし一緒にいて楽しい人たちです。でも、常にその人たちと一緒にいたら発展性がなくなってしまう気がするのです。

ソーシャルビジネス関連の人たちでも同じ志の人たちで集まりながら事業を営んでいる人たちはたくさんいますが、一か所のコミュニティへの依存度が高い人は数年経ってもあまり発展していない気がします。

これは事業だけでなく、個人のレベルにおいても言えることだと思います。最近は社内だけでなく社外でも同期をつくる「社外同期」をつくる動きがあります。社内の人には相談できないことも社外の人なら相談できるので、悩みを一人で抱え込み過ぎずに早期離職の防止などにも効果があるということです。

私も今年から複数企業による合同の新入社員研修なども担当していて、社外同期の重要性は肌で感じます。社内の人間関係を良好に保つことはもちろん重要ですが、同じように社外のまったく違ったコミュニティに身を置くことも重要だと思うのです。社外同期を持つことで、社内の常識が社外では非常識かもしれないと気付くことができますし、入ってくる情報の幅が広がります。ただ、社外同期も一つのコミュニティにしか入らないと、徐々に情報が偏っていきます。結果的に情報の幅は一定以上は広がらなくなってしまいます。先ほど挙げた仲間うちだけで集まっているワークショップはその典型です。

だから、社外同期は意図的に複数つくっていくようにした方が良いと思います。私はそんな考えで昨年から半年に1回はテーマを決めて数か月間の講座などに参加するようにしています。そうすると、おもしろいくらいに情報量が増えるし、多くのコミュニティに所属していることで自分がコミュニティ同志をつなぐハブ役をこなせる機会も出てきました。

自分の部下や後輩にはデキル社員に育ってほしいと願っている方は多いと思います。これからのデキル社員の条件の一つは複数のコミュニティに所属し、それぞれで信頼を得ていることだと思います。だから、敢えて社内だけでなく、複数のコミュニティに入れてあげることも重要です。また、仕事に行き詰っている方は、今まで所属したことのないコミュニティに思い切って入ってみてはどうでしょうか。

5月からはじめてワークショップの勉強をしている仲間が楽しすぎて昨日も6時間も飲んでしまったことをちょっと後悔しつつも、コミュニティの重要性について思ったことを改めて整理してみました(^O^)

 

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