クロストーク概要

いつもカイラボの記事をご覧いただきありがとうございます。カイラボのインターン運営チームです。

今回は、学生インターンとインターン運営チームメンバーによるクロストークの様子をお伝えします。

カイラボでのリアルな業務内容や、インターンを通じた成長のエピソード、さらには「ここが課題かも?」と感じていることまで。

普段の活動では見えない、学生インターンたちの本音が詰まった内容になっています。

就活前に何かを始めたい人、成長のチャンスを探している人へ。

このクロストークでは、カイラボの学生インターン1期生であるMoriさんと2期生であるMizuさんの“リアルな声”をお届けします。

受け身ではなく、自ら動く——そんな環境で「自分も挑戦してみたい」と思えるきっかけになれば嬉しいです。

参加者プロフィール

インターン運営チーム

・ファシリテーター【Shu】(業務委託 本業はコミュニティマネージャー)
 →最近ハマッてること:観葉植物(agave)

・ファシリテーター【Nao】(業務委託 本業は人事)
 →最近ハマッてること:娘が所属するチームのサッカーコーチ(娘は小学1年生です)

・オブザーバー【Aki】(正社員)
 →最近ハマッてること:ミニトマトの育成

学生インターン

・インターン1期生【Mori】
 →大学:横浜国立大学 経営学部 経営学科
 →最近ハマッてること:音楽フェスやライブに行くこと(今年は春のjapanjam、ロッキン、ラブシャ、ワイルドバンチのフェスに行きます!)

・インターン2期生【Mizu】
 →大学:名古屋工業大学大学院 工学研究科 工学専攻
 →最近ハマッてること:海外旅行

クロストーク

カイラボ長期インターンの本音:「受け身じゃいられない」環境で得た学び

このクロストークでは、カイラボのインターン1期生であるMoriさんとインターン2期生であるMizuさんの“リアルな声”をお届けします

フルリモートは楽」と思う方もいるかもしれませんが、カイラボは受け身の姿勢だと厳しい環境かもしれません。言い換えれば、自分で動こうと思えばいくらでも自由に動ける場です。

クロストークの雰囲気がわかるように、実際の会話口調でお届けします。

就職先探しではないインターンシップ 就活前に「何かを始めたかった」 -運動部から組織コンサルへの領域へ-

Nao: では、自己紹介からなんですけど・・・改めてって感じだと思うのですが、インターン歴の長いMoriさんからいきますか!

Mori: はい!えっと、どこまで自己紹介したらいいか。ちょっとあんまりわかってないので・・・

Nao: 最初のMoriさんが基準を作るんで、気にしなくて大丈夫です!

Mori: そしたら、なんか他に聞きたいことあればちょっと聞いてください!Moriと申します。横浜国立大学の経営学部で、今は4年生です。インターンに飛び込んだのは、3年生の5月ぐらいだったと思います。それまでは女子ラクロス部の部活動や、ビジネスコンテストの実行委員会という、一見すると両極端な活動を中心にやっていて、それがどっちも終わってしまったタイミングで、「次に何をしよう?」って、少しモヤモヤしていたんですよね。何かに本気で向き合いたい、でも具体的に何をやればいいかわからない——そんな状態の中で、長期インターンを探し始めました。「生活の軸になる」まではいかなくても、日々の中で新しい挑戦ができる場所がほしいと思っていて。ちょうど就活が始まるタイミングだったこともあって、「自分をちゃんと成長させられそうな場所」っていう視点で見てたときに、組織コンサル系のカイラボに出会いました。インターンで就職先に出会うとか、インターン先に就職するってことは正直1ミリも考えていなかったですし、その気持ちは今でも変わっていません。でも、「1期生」というワードにはすごく惹かれましたね。まだ何も形になっていない中で、新しいことをゼロから一緒に始めるって、ワクワクするなって。

Shu: なるほど。

Mori: なんて言うんですかね、もう出来上がった組織だと受け身になってしまう気がして。カイラボでは、受け身の姿勢で働くというより、自分でやったことないことにも挑戦できる、泥臭い成長の場なのかなと確信しました。それを期待して、カイラボでインターンを始めました。

Nao: うんうん。

Mori: 現在の業務内容なんですけど・・・まず、YouTube関連の業務が何個かあります。サムネイル作成だったり、ショート動画の投稿だったり、スライドの作成に初挑戦したり。最近だと、動画の企画ミーティングにも参加しています。研修関連の業務だと、研修にオブザーブ参加させていただいたり、参加した研修のレポートを書いてワードプレスに入稿するということもやっています。あと、毎週実施している営業ミーティングにも参加していて、代表の井上さんとAkiさんが中心に話されてるんですけど、営業資料を一緒に作成したり、最終的な誤字脱字チェックを任せていただいたりとか、そういうこともやったりしてます。 フルリモートでありながら、社会人さながらの実務経験を積めるのがカイラボの特徴です。

Shu: ありがとうございます!これだけ多岐にわたる活動をしてるって、すごい1年ですよね。「インターンで就職先に出会うとか、インターン先に就職するってことは正直1ミリも考えていなかったですし、その気持ちは今でも変わっていません」っていう発信がめちゃめちゃ面白かったです(笑)

理系大学院生にしてラグビー部 コンサル内定後に選んだフルリモートの学生長期インターン

Nao: 次に、Mizuさん、いきますか!

Mizu: Mizuです。名古屋工業大学の大学院工学研究科工学専攻の社会工学系プログラムに所属しております。大学院ではリスクマネジメントについて研究しております。最初の頃は金融系のリスクマネジメントについて研究していたんですけれども、どうしても越えられない壁にぶち当たってしまって研究内容をピボットし、現在は自然災害時における道の駅の活用法というようなテーマで研究を進めております。今もラグビー部に所属しておりまして、明日試合があるので、頑張ってきます!高校までは何もやってなかったんですけれども、大学で新しくスポーツをしたいと思って、大学から始められるカレッジスポーツって言ったらラクロスかアメフトが挙げられるんですけれども、うちはラクロス部もないですし、ラグビーかアメフトしか選択肢がありませんでした。大学に入った時は、もう本当に骨と皮しかいないようなガリガリの人間だったので、アメフト部からは「スタッフとか裏方としてどう?」みたいな感じで誘われたんですけれども、ラグビー部からは選手として誘ってもらえたので、入部を決めました。

Nao: そういう背景があったんですね。

Mizu: 趣味は海外に行くことです。先日は3週間、ヨーロッパに行っていました。アイルランドとスコットランドなんですけれども、アイルランドに関しては全て行き尽くした感があるんですけれど、スコットランドは本当に魅力的な国で、またいろんなところをもう一度回りたいなと思えるような国でした。インターンを始めたきっかけなのですが、Moriさんと同じ1期生のNaoさんに紹介していただいたことです。Naoさんとは1回しか会ったことがないんですけど、誘っていただき、興味を持ちました。将来はコンサルとして働くことが決まっていまして、同期よりも1年間早くコンサルの業務に関わりたいと思ってインターンを始めました。現在の業務内容なんですけれども、基本的にはMoriさんがおっしゃっていたことと同じで、あとは、新入社員向けにサーベイを行い、その結果をもとに研修を提供するという動きもあるので、そのサーベイの設計や分析方法の整理、そのサーベイを研修内容に反映させるという領域にも関わっていく予定です。

Mori: カレッジスポーツのくだり、すごく気持ちがわかりました!私も同じような選択肢の中でラクロス部を選んだので。

小さい会社だから代表との相性は大切 -前向きな人が多いカイラボに合う学生の特徴とは?-

Nao: オッケー、2人とも、ありがとうございました!質問リストがあるって言ったんですけど、順番通りに進もうとせず、飛び飛びで進めていこうと思います!

Shu: 確かに、その方がいいですね!

Nao: Moriさんにリクエストで、「特にこれについて話したいです」みたいな項目ってあったりしますか?

Mori: そうですね・・・「どんな人に向いてると思うか?」っていうのは面白そうなので考えてたんですけど、「私じゃなくても思いつくんだろうな」ってことしか思いつかなくて。私ならではの意見が出てくるものを求めてると思うので、違う質問を優先的に答えた方がいいかなって考えてました。

Nao: そうだね、「2人ならではの話がほしい」って、井上さんも強調してたんで。

Shu: たしかに。

Nao: 2人それぞれ「自分ならではの話ができます」っていう質問からいきましょうか!

Mizu: Moriさんがおっしゃっていた「この人ならカイラボに合う」という質問に対しては、自分なりの回答があったので共有したいなと!

Nao: ぜひぜひ!

Mizu: 「井上さんと合う人」っていうのが答えだと思うんですね。

Shu: 間違いない(笑)

Mizu: 少人数の会社なので、トップと合わないと厳しいと思うんです。大企業であれば、社長と合わなくても、直属の上司や同期などと意見が合えば、とりあえずはうまくやっていけるのかなと思うんですけど、カイラボのような少人数の会社であれば、トップと合わなければうまくいくことはないと思うので、「井上さんと合う人」というのが答えになりますね。

Shu: 「井上さんに合う人」というのを言語化すると、どんな人が想像できますか?

Mizu: 今のカイラボには、「前向きな人」が多いなっていう印象があります。「自分からアクションを起こせる人」ですね。というのも、井上さんはよく「何かあったらどんどん意見出してください」というリクエストをくださったり、自分が意見を出した時には「良い案ですね」とか「これを採用します」ということを言ってくださるので、「前向きな人」「自分からアクションを起こせる人」というのが、カイラボに合うのかなって思います。実際、Moriさんも自分から提案するタイプだと思いますし、新しくインターンとして入社した笹村さんも、「こういうふうにした方がよくないですか?」と言うタイプの人なので、井上さんと合ってる気がします。

年に数回実施のカイラボ経営合宿の様子

フルリモートで活躍できる人の特徴自分から動ける人が強い

Nao: それを聞いて。Moriさんとしては、どうですか?

Mori: そうですね。私も似たようなことは感じていて、井上さんって、受け入れ体制はすごくある方だと思っています。何かを提案したら、基本的には「いいじゃん」って言ってくれるので、自分の言動を前向きに捉えることができます。なので、そういう機会を最大限に生かせる人がカイラボに合ってるだろうなと思います。それに、カイラボは完全フルリモートの業務なので、自分から動かないと、そもそもチャンスが巡ってこないことも多いんです。受け身体制のままだと、どうしても任せられる業務は限られてしまうので、自分から提案したり、手を挙げたりする姿勢が求められるなと感じます。

Nao: カイラボでインターンをやる目的に立ち返ることも重要ですね。

Mori: そうですね。カイラボでインターンをやる目的を考えたら、受け身体制になることはないと思います。この流れで、「カイラボのメンバーに対する印象は?」という質問に繋がるんですけど、井上さんって、無茶振りがめっちゃ多い方だと思ってるんです。

Shu: はいはいはい(笑)

Mori: 無茶振りっていうのは、業務とかの大きめなものじゃなくて、ミーティング中のちょっとした無茶振りなんです。今日の朝礼でもありました、「笹村さん、めっちゃSNS得意ですよね!?」みたいな。

Nao: 「これでいきますよね!?」みたいなやつですよね!

Mori: 私とかは、それに対してあんまりうまく返せないんですけど・・・「どう返すのが正解なんだろうな?」と思って毎回ちょっと困っています・・・

Shu: 井上さんにフィードバックですね、これは・・・(笑)

Mori: 困ってるというよりかは、「どんな反応を求めてるんだろう?」っていうのを自分の中で試していて、「これはちょっと違ったかもなぁ」とか「これうまくいったかも!」みたいな振り返りをやってるんです(笑)

Nao: 「井上さんが求めてるリアクションができるかどうか?」みたいなことを実験してるんですよね!

Mori: はい、してますね!

Nao: ちなみに、自分から意見を出すって、実際やってみると難しくないですか? 特に最初の頃って、「こんなこと言っていいのかな?」って迷う瞬間もあると思うんですけど。

Mori: はい、それはありましたね。いろんなミーティングに出させてもらってる中で、最初は「自分の意見なんて的外れかもしれない」って思ってしまって。でも、「学生目線ではどう思いますか?」「若手に近いMoriさんの視点では?」っていう聞き方をしてもらえると、「あ、言っていいんだな」と思えて。新しい視点として重視されている感じがあって、安心して発言できるようになりました

Mizu: 僕も似たようなことを感じていて。ミーティングの時、井上さんが最後に「Mizuさんはどう思いますか?」と、ちゃんと聞いてくれるんですよ。しかも、内容が難しい時でも「○○についてはどう?」ってピンポイントで聞いてくれるから、答えやすくて。

Mori: あと、私がスプレッドシートの仕様を自分なりに変更したいって提案した時も、「やってみたいんですが、いいですか?」って聞いたら、「大歓迎です!」ってすぐ返してもらえたんです。そう言ってもらえると、「次も何か思いついたら提案してみよう」っていう前向きな気持ちになれます。

Mizu: サーベイ分析の散布図をどうにか分散させたいと思って、傾斜をかける案を出したことがあって。その時も、「面白いですね」って言ってくれて、どうすれば反映できるか一緒に考えてくれたんです。結果的には別のチャートでそのアイデアが活用されていて、「ちゃんと聞いてくれてるんだな」と思いました。

Nao: いいですね。意見を受け止めてもらえるって、やっぱり「また提案しよう」って思える原動力になりますよね。

Mori: そうですね。だからこそ、自分から動くことが活きる環境だなって実感しています

無茶振りも学びに変える──自分で考える力が育つ現場

Mizu: 僕からも井上さんについて一言いいですか!井上さんって、すごく物腰が柔らかくて、下から丁寧に話してくれる方なんですよ。本当にトゲがなくて、やりやすいなと感じています。でも一方で、伝えるべきことはきちんとストレートに言ってくださるので、そのバランスがすごく絶妙だなと。とても信頼できる方だと思っています。・・・ただ、これはMoriさんと同じ意見になっちゃうんですけど、先に謝っておきますね、すみません、井上さんもきっとこの動画見ると思うので。たまに、ボケの返しがちょっとだけ・・・よくわからない時があります(笑)

Shu: また面白い(笑)

Mizu: 今日も1個あったのが、マーケティングMTGのYouTube動画管理の話の中で、僕が「中田敦彦のYouTubeチャンネルを参考にしてください」みたいな話をしたんです。「カイラボと中田敦彦の動画のサムネイルが似てます」って言った時に、井上さんが「僕と中田敦彦の顔が同じじゃなくてよかった」みたいなことを言ったんです。その瞬間、僕の中で一個止まっちゃって、ツッコミづらくて・・・

Shu: でもね、井上さんは、それでMizuさんとかMoriさんが戸惑ってるのを見るのが好きなんですよ(笑)

先輩社員とメンターの存在が学生の挑戦を支える──インターンの裏側にある安心感

Nao: 井上さんの反応がストッパーになっちゃってるかも?・・・でもさ、カイラボには井上さんの他にAkiさんという存在がいるじゃないですか。Akiさんへの印象も、ぜひ聞いてみたいな!

Mori: Akiさんは、学生インターンを見守るお母さんみたいなイメージがあって、本音で話してくれてる感がすごくあるんです。なので、こっちも本音で話しやすいというか。「本気でこう思ってんだろうな」っていうのが伝わるんで、こっちも「本当にこう思ってるんですよ」と相談しやすかったりするんです。だから、何か困ったことがあったらAkiさんに相談すると思います。

Nao: Mizuさんはどうですか?

Mizu:「良くも悪くも学生っぽいな」って感じですね。それこそ、Moriさんがおっしゃっていたように、相談しやすいなっていうのはあります。だから、「井上さんに相談する前に、まずはAkiさんに相談しよう」ってなることが多いです。それを、「良くも悪くも学生っぽいな」と表現させてもらいました。

Aki: 「悪い意味で」ってのが気になる・・・

Nao: まぁまぁ(笑)

インターン生に交じって焼肉を食べるAki(秋山)

自分の意見が言えるのはどんな環境ですか?

カイラボには、自分の意見を言いやすい環境とサポートするメンバーがいます

学生インターンの立場だと過剰に空気を読んでしまったり、ちょっとしたことで迷ったり、伝えそびれたりすることもあると思います。カイラボも、当初はそういう状況がありました。

後編では、学生インターンがなかなか発言できない状況どのように改善してきたのか、そして、学生インターンがどう変化したのかをお伝えします。

後編に続く

けれど同時に、「関わりたい」「声を上げたい」と思っても、それが簡単にできるとは限りません。

実際の現場では、そんな「声を上げることのむずかしさ」と、僕たちはどう向き合ってきたのか。

後編では、そのリアルな瞬間を振り返っていきます。