研修レポート：内定者研修 JKホールディングス株式会社様

今回のコラムでは、カイラボの具体的なお仕事の紹介をしたいと思います。「企業の研修って具体的には何をするの？」と思われている方も多いのではないでしょうか。

弊社は「離職対策の専門家」ですが、離職対策の一環として内定者研修もご提供しています。今回ご紹介させて頂くのは、東京都新木場に本社を置くJKホールディングス株式会社で行った内定者研修です。

それでは当日の様子を詳しくレポートしていきます。

2024年2月9日、4月に新たに入社する内定者28名に、内定者研修を行いました。午前はファシリテーターの講義による会社理解（ファシリテーターはカイラボ代表の井上が担当しました。）午後は動画制作を通じた相互理解のワークショップを開催致しました。最初は緊張気味な内定者でしたが、アイスブレイクの自己紹介とNASAゲームを通じて次第に打ち解けていきます。

本記事の要約

午前(10:00~12:15) 第一部：NASAゲーム

NASAゲームとは宇宙に持っていく物資に1位から15位までの優先順位を付け、チームで議論をして合意形成を図るコンセンサスゲームの一種です。

多数決で決めるのはNGのため、全員が納得した結果になるように議論をすることが求められます。

NASAゲームでは「方位磁石って宇宙で使えるの？」「マッチの火は宇宙でつくの？」などの発言もあり大変熱い議論になりました。チームで仕事をする際は、自分の知識を総動員して考え、意見をだし建設的に議論をすることが求められます。NASAゲームを通して仕事に対する議論の大切さや、時間内に結論を出す難しさを体感しました。

第二部：ビジネスモデルの講義

　午前の第二部では、JKホールディングス株式会社の会社の理解を深める講義を行いました。自社のビジネスモデルを理解することは、ライバルの研究に繋がりますし、ライバル研究は営業では必須の作業です。社会人に大事な3の視点であるQCDの講義の際では、「自社のビジネスモデルはなんですか？」「自社のビジネス形態はBtoBですかBtoCですか？」とファシリテーターに質問されると、チームで助け合い答えを出している内定者の姿に心が和みました。

眠くなりがちな講義も、ファシリテーターから回答を名指しで受けることで、ひきしまり集中して講義を受けることができます。

　また「東京都23区にある一人１～２万円のコース料理を出すレストランの競合とは？」という質問の答えをチームで考えました。

「あなたがオーナーなら、どんな店がライバルだと思いますか？またあなたが客ならどういうときに使いますか？」という質問に、内定者の中には、「くら寿司がライバル」という答えもあり微笑ましかったです。

仕事をする上でライバル研究は大事ですし、顧客からの視点で考えることは幅広い営業の提案に繋がります。自社の強みが何か分かっていないと、顧客に商品は売り込めません。他の会社との違いや、ライバルよりも優れている点を考える講義でした。

午後（13：20~17:00）：ワークショップ（チームに分かれて動画の制作）

　午後からはワークショップとして、「JKホールディングス株式会社の人の魅力が伝わる動画」をテーマに動画制作を行いました。制作時間は2時間。それまでに企画、制作、完了を目指します。制作終了後に、チームごとに作った動画の上映会＆投票を行い、部門ごとの優勝者を発表致しました。このワークショップでは一つのものを作り上げることで、内定者同士の親睦を深めることが目的です。

　テーマは「魅力が伝わる動画」ですので、自分たちの魅力ってなんだろう？自社の社員の人たちの魅力は？と会社や自分自身に向き合うことも大事です。

　ファシリテーターから「使えるものは何でも使って大丈夫」とアドバイスをうけ、様々な知恵を出し合って企画を考える内定者たち。先輩社員を捕まえて、自分たちで取材のアポを取ってインタビューをしていたチームもありました。「いまちょっと忙しいから……。」と、断られてもめげない姿に思わず心の中で応援していると、こちらにやってきて……。

「ちょっとインタビューいいですか？」

なんと私たちも突然インタビューを受け、動画に出演させて頂きました。