アストモスリテイリング株式会社は8社の統合で誕生したガス販売会社。統合にあたり、それまで各企業(カンパニー)で行っていた採用方法を共有し、採用担当者や面接官のレベルアップのため、カイラボの研修を導入いただきました。
説明会研修・面接官研修を受講した感想や研修後の変化について、総務人事部の今西さんと金谷さんにお話をうかがいました。
本記事の要約
研修を依頼する前の段階で感じていた組織課題について教えてください。
今西さん:アストモスリテイリングは2016年に8社が統合してできた会社です。採用は各会社で行っていたので、会社としての統一的な採用基準やツールがありませんでした。
会社としてのブランディングが採用の面でも必要と考えて、2020年以降に採用フローの整備や説明会資料の統一化などに取り組んできました。
その中で、各カンパニーの採用担当者のレベルもさまざまであり、意識やスキルなどの全体的な統一化・底上げが必要だと感じていました。採用をすることに対しての意識醸成についても課題感がありました。
カイラボを知ったきっかけを教えてください。
今西さん:きっかけは採用支援をしていただいている東京海上日動キャリアサービス(以下TCS)さんの紹介でした。正直、その時点では面接官研修は確かに必要だよなぁというくらいの認識でした。
金谷さん:始めは採用HPの強化をすることから取り組みました。採用HPのリニューアルをTCSさんに相談し、さまざまな提案をいただく中で、採用に関して着手すべき課題が次々と出てきました。
その中でTCSさんに井上さんを紹介していただいたという流れです。
カイラボに研修を依頼しようと思った理由を教えてください。
金谷さん:TCSさんに採用HPの相談をしていく中で、3か年で採用強化を図る提案をいただきました。1年目はインターシップや説明会に着手し、翌年に面接官研修をする流れを決めて、詳細はその都度詰めていきましたね。
今西さん:TCSさんとカイラボさんとの最初の打ち合わせで、インターンシップや説明会についての方向性が見えてきたという感じです。
金谷さん:ふわっとしていた採用課題をTCSさんとカイラボさんに形にしてもらったため、かなり深いところまで共有できたと思います。このあたりから、研修もお願いしようと思いました。
2022年の面接官研修に関しては、2021年の説明会研修で受講者からの評価も高く、会社や社員のことを理解していただいているという点で安心してお任せできました。
研修を実施してみての感想を教えてください。
金谷さん:研修前に説明会資料を一新したこともあり、説明会研修に参加する前は、自分の中で「これが正しい」と思えるものがなかったので、研修でロープレすることに恥ずかしさがありました。ですが、井上さんの研修は社員を存分に褒めてくれるので、「この方法でいいのか」というモヤモヤしていた部分が解消され、自身を持って説明できるようになりました。
面接官研修については、一般論として、求職者が企業を選ぶ時代になってきていると言われている中で、多くの社員が求職者を「選ぶ」部分に重点を置いていることに驚きを感じました。言葉では分かっていても、体がついていけないのだなと。
井上さんの研修を終えて、このような考え方を持っていた社員が「選ぶのではなく選ばれることが重要だ」と考え方をガラッと変えた点はおもしろいなと感じました。
今西さん:研修会社の講師は「講師」という感じがするのですが、井上さんの場合は、いい意味で講師っぽくないなと感じました。井上さんの講義や話し方そのものが説明会の時の参考になるなと。
実際に受講者アンケートでは、「話しやすく親しみやすい先生だったので、先生の話し方を参考にしようと思った」といった内容もありました。
研修後の変化はありましたか?
今西さん:研修を通して一つの方向性に向かっていくような意識付けがうまくできたと感じています。
説明会研修後の変化で印象的だったのは、参加した男性社員の説明会に対する取り組み方です。以前の彼は、おっとりとしていて控えめな性格でした。しかし、研修内で「笑顔が素敵・魅力的」と井上さんに言われたことが自信につながり、説明会にも積極的に参加するように変わりました。
その結果、「笑顔が素敵」との声が挙がり、応募してくれる学生も多くなりました。学生からこのような声が挙がったことはもちろんですが、社員本人の仕事に対する自信にもつながった点についても嬉しく感じています。
金谷さん:説明会では、自分の言葉で話す人が増え、学生に寄り添う姿勢が見られました。明るさや表情、話し方、聞き取りやすさを意識して、真摯な対応ができていたように感じます。
面接官研修については、エリアによって面接回数が異なるため、変化を感じるようになるのはこれからだと思います。
私自身は、面接官研修を通して、人事担当よりも面接官の方が不安を感じているのだなと感じました。研修を行ったことで、面接官の不安を少しは拭えたのではと思っています。
今後の人材採用はどのように進めていく予定ですか?
今西さん:新卒採用についてはフローの整備を進めてきましたが、即戦力も必要になってきています。そのため、中途採用の部分で仕組みづくりをしなければと考えています。
金谷さん:今すぐにということではありませんが、いざというときにスピーディーに対応するために、中途採用フローを整備しておくことが重要だと考えています。人材紹介会社なのか媒体なのか、情報収集しながら検証していく段階かなという感じですね。
アストモスリテイリング株式会社のご紹介
会社概要
社名:アストモスリテイリング株式会社
資本金:3億円
設立:2016年1月1日
本社所在地:東京都千代田区丸の内1-7-12 サピアタワー24階
Webサイト:https://www.astomos-retailing.com/
インタビューに対応いただいた方のプロフィール
今西さん略歴
2012年4月アストモスエネルギー㈱入社
2019年4月アストモスリテイリング㈱総務人事部
採用、教育、給与計算等人事労務全般を担当
金谷さん略歴
2020年5月アストモスリテイリング㈱入社
採用、教育、社内システム開発等を担当
今回導入いただいた研修
今回アストモスリテイリング様で実施させていただいた研修は面接官研修をベースにカスタマイズした内容となっています。カイラボの面接官研修についてはこちらをご覧ください。
また、面接官研修についてはほかにもお客様の声を掲載しております。お客様に合わせて内容はカスタマイズしていますので、是非様々なお客様の声をご覧いただければ幸いです。